ウイグル&チベット問題が日本企業や欧米企業に飛び火 H&Mやナイキへボイコット運動 アシックスや無印良品(良品計画)は中国政府へ迎合し批判殺到

 

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日本や欧米企業への中国政府の攻撃がはじまった。

アシックスや良品計画はウイグル問題へ迎合し、批判を受けている。

今後、どのようになるのか経済への影響も気になる。

 

アシックスはウイグル問題へ迎合、H&Mやナイキ、アディダスへはボイコット開始

アシックスの中国法人は25日、SNS・ウェイボーで声明を発表。新疆ウイグル自治区を含めた中国国内から引き続き原材料を購入する方針を明らかにした。
その上で、台湾は中国の一部分とする「一つの中国原則を堅持」し、「中国の主権と領土を断固として守り、中国に対する一切の中傷やデマに反対する」と表明した。 
アシックス本社の広報担当者によると、この声明は本社の了解を得て中国法人が出したものだという。
その上で、ハフポスト日本版の取材に対し「中国国内で発売されているローカル商品にのみ、ごく微量の新疆綿が使われていることは事実。アシックスとしては人権や労働環境に配慮した生産委託を大前提にしている」と話した。日本のTwitterではこの声明に批判的な投稿もあるが、今のところ撤回の予定はないという。

「中国に対する一切の中傷とデマに反対する」アシックス中国法人、新疆ウイグル自治区めぐる問題で声明 | ハフポスト

 

ハフポストは良品計画については取材中で、現段階で良品計画は回答していない。

どちらにしても、良品計画は中国からの批判と日本を含む消費者からの批判は回避できない状況と言える。

特に、アシックスへの失望感はネット上で溢れている。

 

 

アシックスは今後、日本国内の消費者から批判を浴び続けることになると思われる。

 

中国では、現地でブランドを展開するスウェーデンの衣料品大手・H&Mが3月24日、国営メディアや共産系団体からの批判に晒された。
2020年9月に新疆ウイグル自治区産の綿花を使わないなどとした声明が「発掘」された格好で、「中国で大もうけしておいて、中国を中傷し、勝手に罪をなすりつける。ビジネスの基本倫理すら毛頭ない」などと糾弾された。H&Mの商品は現地の一部の通販プラットフォームから取り下げられた。
翌25日にはアメリカのスポーツブランド・ナイキが、声明で、新疆ウイグル自治区の強制労働に関する報告に懸念を示し「原材料を調達していない」などとしていたことに反発が起きた。
SNS・ウェイボーでは「耐克(ナイキ)」が一時、トレンド1位となり「中国から出ていけ」などの投稿が相次いだ。人気タレント・王一博氏も、「国家の尊厳を侵犯させない」としてナイキとの提携を終了すると発表した。

H&Mとナイキ、中国で炎上。「ウイグル問題で制裁した報復ではないか」専門家が指摘 | ハフポスト

 

中国国内でサービスを展開している企業は社員の安全と営利を考えて、踏み絵を踏むことになる。

中国寄りだと国内消費者から批判を受け、民主主義を重視すると中国からボイコットされるという状況だ。

 

台湾支援で、あの高須クリニックの高須院長を中国が叩くという異変も

パイナップル輸入停止処置を中国政府が取った。

これに対して、日本国内で支援をする人が増えたのだが、中国政府が高須さんを叩くという異常事態となっている。

 

実は、中国政府の台湾パイナップル禁輸発表後の2月28日、環球時報が、SNS微博(ウェイボー)に高須クリニックの高須克弥院長を個別攻撃する投稿をして炎上させていた。
高須氏は中国による禁輸発表後、台湾パイナップルの購入支援をしようというツイートを連発していた。しかし、投稿の中に中国政府を批判する内容は確認されていない。台湾総統である蔡英文氏のツイートをリツイートしたり、自身が台湾パイナップルの購入を予約したことを発表したくらいだ。にもかかわらず、なぜ中国官製メディアである環球時報がわざわざ高須氏を個人攻撃したのだろうか。

中国で「高須クリニックの院長たたき」が失敗、台湾パイナップル禁輸の裏側 | 消費インサイド | ダイヤモンド・オンライン

 

政治家でもない、一人の医者なのだが中国に叩かれるという状態が異常だと言える。

今後、日本企業は中国で営業している場合、相当な苦難を迎えると思われる。

ユニクロなども批判を受けているが、柳井会長はどのような決断を行うのだろうか。