世界的半導体不足によりTSMCが工場増設へ11兆円という巨額投資を行う。
一方、日本政府はTSMC誘致に動いており、これについて反発がある
TSMCが11兆円の大規模投資実行へ
半導体受託生産を手掛ける台湾積体電路製造(TSMC)は1日、半導体の生産能力を強化するため今後3年で1000億ドル(約11兆円)を投じる計画を明らかにした。旺盛な需要に対応する。
台湾のTSMCが11兆円投資、今後3年で-半導体の生産能力強化
1企業が11兆円投資とは半端ではない。
しかも、たった3年程度で実行してしまうのだ。
世界的に半導体が不足しており、最先端工場は韓国サムソンと台湾TSMCしか持っていない。
そうなると日本人として、台湾企業を応援したいとなるが少し違うのだ。
日本の自動車産業を潰す可能性も
深刻化する世界的な半導体不足に悩む自動車メーカーは、北米工場の一部で生産削減の延長および拡大を余儀なくされている。
半導体メーカーが消費者向け製品の生産を優先させているため、自動車向けの半導体は入手が一段と困難になっている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)よる巣ごもり需要で、スマートフォンやテレビ、コンピューター向けの注文が大幅に増え、予想以上に持ち直した自動車需要に回せる分が少なくなっている。
これに加えて、世界中の半導体工場が火事になっている。
日本でもルネサスがそうなっているのだ。
半導体大手ルネサスエレクトロニクスの工場火災は国内の自動車メーカーの生産に深刻な影響をもたらす恐れがある。世界的な半導体不足を背景に自動車業界では年明けから減産の動きが広がるなど、ただでさえ厳しい状況が続く。ルネサスの生産回復が遅れれば、さらなる打撃を受けることになりそうだ。
批判が出ているTSMC工場の日本誘致
日本の半導体産業の再興・強化という目的に向けて、TSMCによる日本での研究開発拠点設立にどのような意義、利用価値があるのか議論している今回のテクノ大喜利。2番目の回答者は、服部コンサルティング インターナショナルの服部 毅氏である。同氏は、今や半導体産業における台湾と日本の力の差は歴然で、思慮深く行動しないと、わずかに残った日本の優位性も吸い上げられてしまう可能性があることを指摘している。
TSMCの日本工場は幻、日本企業の自助努力なくして半導体再興なし
日本政府は11兆円も投資できる企業に900億円の税金を投資しようとしている。
TSMC誘致には菅義偉総理や長尾敬議員が誘致に動いていると言われている。
ルネサスなどへ投資せず、なぜ外資なのかと深田萌絵氏言及。
トヨタやホンダなどが半導体により奪われる可能性が出ている。
TSMCはテスラや中国企業には普通に半導体を供給しており、まさに日本潰しを行っているのだ。
台湾企業とはいえ、是々非々で対応するべきだと思われる。