イーサリアムがビットコインを上回るパフォーマンス
昨年末には2万から4万程度で推移していたイーサリアム。
ビットコインは順調に上昇していたが、それ以外のコインはあまり上昇していなかった。
しかし、今年に入り2万から20万と突破。
過去最高値をも大きく上回る値段をつけている。
年末前に2万で買っておけば、今頃20万になっていた。
驚きの上昇を見せている。
理由は供給減少を発表したこと
暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのブロックチェーンの開発者は5日、同ネットワークの2015年の開始以来で最大級の変更を承認した。この変更「EIP1559」はイーサリアムのさらに大幅な値上がりを引き起こす可能性がある。
この動きは、取引手数料として使われるイーサリアムの一部を「焼却」することで、市場に出回るイーサリアムの量を減らすことになる。
イーサリアムの利用者は現在、取引処理に必要な手数料を推測することしかできず、これは手数料の目安が分かる「ETHガスステーション」などのサイトを生み出してきた。7月か8月のアップグレードの一部となる見通しのEIP1559が実施されれば、ネットワーク自体に平均料金が組み込まれるため、推測の必要がなくなる。ブルームバーグより
ガスと呼ばれる送金手数料を一旦使ったら、それを焼却し、イーサリアムの供給量を減らす処置を講じました。
この方法で同じく価格を上げているのがBNBです。
BNBはバイナンス内で使えるトークンで、これを供給減少させることで値段を吊り上げています。
仮想通貨取引所バイナンスは、2つの先物取引所「Binance Futures」と「Binance JEX」のローンチに際し、四半期ごとに行う「BNBトークンのバーン(供給量減少)」の基準を更新した。今後のバーンには、「今後の新たな事業とプロダクト」による出来高も計算に加わるという。
コインポストより引用
アメリカの覇権を脅かす「デジタル人民元」構想
ビットコインやイーサリアムは価格変動が大きく、実際の取引には使えません。
そこで米ドルとペッグとっている、テザーという仮想通貨が人気です。
これは米ドルと同じ価値があり、現金化しなくてもテザーで所有することでビットコインやイーサリアムを買えるというものです。
ただ、このテザーは前から問題があるとされており、代わりの通貨が出現するか注目されていました。
それが、デジタル人民元を中国が推奨している理由です。
もし、デジタル人民元が仮想通貨取引の主軸となるとアメリカのドル基軸通貨という体制が崩れることを意味します。
テザーを中国は全面禁止し、デジタル人民元へ切り替えるのではないかと言われています。
各国・地域の中銀には仮想通貨を発行するとともに、ライバルの仮想通貨を禁止し得る力があり、これは仮想通貨セクターにとって大きなリスクの1つだ。中国ではすでに人民元を仮想通貨に換えることは禁止されているが、ドルを裏付けとする「ステーブルコイン」だとしているテザーへの投資は非公式に続けられている。
B2C2ジャパンによると、中国はテザーを全面的に禁止する可能性があり、テザーを利用し続けようと考えている誰にとってもリスクが高まり得る。
デジタル人民元に関する中国人民銀行(中央銀行)法改正草案には、個人や企業による仮想通貨の導入・発行を禁じる条項が盛り込まれている。中国の内モンゴル自治区は最近、電力を大量消費する仮想通貨マイニング(採掘)を禁止した。
ブルームバーグより引用
いよいよ中国が覇権を握ろうと動いており、世界経済のリスクとなるかもしれません。