シャープの次は東芝。
そして、次はどこなのだろうかプロ経営者はプロ転売屋だったのか。
CVCキャピタルと車谷CEOの関係
経歴を見ると、三井銀行へ入行。
その後、銀行で出世し、CVCキャピタル日本法人社長に就任。
シャープの社外取締役となっている。
シャープを売った後、東芝CEOとなっている。
東芝は15年の不正会計問題で経営が混乱し、米原子力発電機器子会社の巨額損失などで上場廃止寸前まで追い込まれました。非常事態にあった18年、東芝の経営トップに招かれたのが、三井住友銀行で副頭取を務め、CVC日本法人会長だった車谷暢昭氏です。東芝が外部からトップを招いたのは、土光敏夫氏以来、53年ぶりでした。
車谷氏率いる東芝は、白物家電やパソコンなど不採算な事業を売却し、発電機器やエレベーターなど社会インフラ分野に経営資源を集中しました。構造改革にめどをつけ、データサービスを軸にした新たな成長戦略にも乗り出しました。
アクティビストとの対立が深刻化すれば、こうした成長戦略の実行にも影響が出る恐れがあります。東芝に対する買収提案の狙いは、株式の非公開化でアクティビストとの対立を解消し、経営の意思決定を速めることです。
このCEOがやったのが東芝の稼ぎ頭である東芝メモリ売却。
東芝の大半の稼ぎは東芝メモリだったのだが、年間投資が莫大であることを理由に売って、東芝に残ったのは原子力事業などであった。
ファンドによる東芝切り売りが懸念されている。
2兆円で買収しても、その後不動産や原子力事業を中国や欧米へ売り、儲かるという寸法だ。
東芝が、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズへの身売りの検討を始めた。CVCへの東芝売却は車谷暢昭社長兼CEO(最高経営責任者)批判の急先鋒だったモノ言う株主を排除できるため、現経営陣にとって渡りに船だ。一方、東芝社内からは、売却後、さらなるリストラや事業の切り売りが待ち受けているのではと、早くも懸念の声が上がっている。
東芝を英ファンドが2兆円買収?社内で高まる「会社切り売り警戒」と「車谷社長への疑念」
果たして、通産省がこれらの売却を承認するのか注目される。
特に原子力事業は国防上の問題があり、中国へ売却されると巻き戻すことができない。
イギリス政府とまるごと買取案
東芝に対する買収提案で、イギリスの投資ファンドが政府系のファンドなどに参加を求め、早ければ10月の上場廃止を見込んでいることがわかった。
東芝は、イギリスに本拠を置く投資ファンド「CVCキャピタル・パートナーズ」から買収の提案を受けているが、関係者によると、CVC側は政府系のファンドや国内の事業会社の参加を想定し、1株5,000円程度での買い取りを提案したという。
これによると、イギリスに売ることを想定している。
原子力事業はイギリスが確保するのかもしれないが、それ以外は不要な部門として中国などへ売却する可能性がある。
東芝の社員はシャープと同様にリストラされる可能性が強い。
東芝は社員ではなく経営者のせいでズタボロだ。
社員にとっては、なぜこれほど無能な経営者ばかりが駄目にしてしまうのかと嘆くばかりではないだろうか。