ナスダック上場を目指していたコインベース。
不正が発覚し、今後どうなるか不透明となった。
アメリカで初の取引所上場となり信用度が増すと思われたら、残念な状況となっている。
ウォッシュトレードでビットコインなどを不正取引
ウォッシュ トレードとは、トレーダーが同じトレーダー ID や口座を使って、同じ限月を同時に買発注や売発注を行う、市場操作の形式を言います。ウォッシュ トレードは通常、人為的な出来高を生成したり、ブローカーにコミッションを生成するのに使用されます。
簡単に言ってしまえば、自演自作のトレードにより価格を吊り上げること。
これをやって、ビットコイン価格を上下させて誘導していたという。
さらにCFTCはコインベースの元従業員が2016年8月から9月にかけて、欺瞞的なデバイスを用いて意図的にライトコイン/ビットコインの取引ペアで売買注文を行い、ウォッシュトレード(売買を故意に約定させる行為)を行なったと指摘。ライトコインの流動性(出来高)が実際よりも高いと見せ、トレードの注目度を意図的に偽ったとして、コインベースが代位責任を負うべきだとした。
米コインベース、ビットコインの出来高水増し等で約7億円の罰金
実際に動いているのはイーサリアムやビットコインのような主要コインのみ。
ライトコインなどの他の暗号通貨のボラティリティを増していたのだ。
コインベースの上場延期、暗号通貨への信頼失墜が増す
コインベースは今、不透明な仮想通貨の上場の審査を厳しくしようとしていた。
米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが、仮想通貨上場のための新サービスをローンチした。
発表によると、新サービス「Asset Hub(アセットハブ)」は、仮想通貨プロジェクトの新規上場の申請窓口を広げる施策。
同社のプロダクト責任者Surojit Chatterjeeはブログで、「上場にあたり、コンプライアンスや地域の規制に準ずる必要があるため、必ずしも上場できるとは保証できないが、可能な限り、適格な仮想通貨資産をすべて上場させたい」とコメントした。
現在、大手取引所への上場はコイン運営元が資金提供したりすると言われている。
特に海外取引所には登録コインにするには、相当な費用やコインを提供する必要が生じるとも言われる。
逆に言えば、詐欺的コインが上場できてしまうのだ。
これをなんとか、透明性のある状況にしていた矢先だった。
ナスダック4月上場を延期となった。
これは先進国で仮想通貨取引所の初上場となる。
アメリカは上場基準が厳しく、新興企業市場であるナスダック上場でビットコインへの投資が増すとも言われていた。
いつ上場できるのか、注目される。