破竹の勢いとは彼のことだろう。
今年もっとも活躍しただけではなく、国民的人気者となった。
羽生善治九段以来の将棋界のスーパースターの誕生で将棋ブームとなっている。
藤井聡太ニ冠が将棋大賞6部門受賞
藤井聡太王位棋聖が今回受賞したのは下記のとおり。
【最優秀棋士賞】
【最多勝利賞】
【勝率一位賞】
【升田幸三賞(特別賞)】
【名局賞】
【名局賞(特別賞)】
特に最優秀棋士賞は初受賞となる。
他の受賞一覧
最優秀棋士賞 | 藤井聡太王位・棋聖(初) |
優秀棋士賞 | 渡辺明名人(7) |
敢闘賞 | 豊島将之竜王(2) |
新人賞 | 池永天志四段 |
最多対局賞 | 永瀬拓矢王座 69対局(初) |
最多勝利賞 | 藤井聡太王位・棋聖 44勝(3回目) |
永瀬拓矢王座 44勝(初) | |
勝率一位賞 | 藤井聡太王位・棋聖 44勝8敗 0.846(4年連続4回目) |
連勝賞 | 澤田真吾七段 14連勝 (2020/8/27~2020/11/27) (初) |
最優秀女流棋士賞 | 里見香奈女流四冠 (6年連続11回目) |
優秀女流棋士賞 | 山根ことみ女流二段(初) |
女流最多対局賞 | 加藤桃子女流三段 43局(初) |
東京将棋記者会賞 | 杉本昌隆八段 |
升田幸三賞 | 大橋貴洸六段 (耀龍四間飛車) |
升田幸三賞(特別賞) | 藤井聡太王位・棋聖(ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局 △3一銀) |
名局賞 | ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局 渡辺明棋聖vs藤井聡太七段 |
女流名局賞 | 第10期リコー杯女流王座戦第5局 西山朋佳女流王座VS里見香奈女流四冠 |
名局賞 特別賞 | 第34期竜王戦ランキング戦2組 藤井聡太王位・棋聖VS 松尾歩八段 |
升田幸三賞の特別賞となった3一銀は神の一手として話題となった。
将棋界に多大なる貢献をする藤井聡太
将棋教室は活況となり、小さな子どもが増えたとされている。
その中でプロになれるのは一部だろうが、彼らが憧れているのは間違いなく藤井聡太だろう。
気になるのがCMのギャラではないだろうか。
出演料として、報じられているのが1本5000万程度と言われている。
公式戦での連勝記録を更新した最年少棋士、藤井聡太四段(14)フィーバーが止まらない。社会現象にもなった藤井四段に対し、今後はCMのオファーも殺到することが予想されるが、その価格はいかほどか。「現時点で5000万円で、1億円になるのも間違いない」とみる向きもある。将棋界の歴史を塗り替えた14歳の値段は破格のようだ。
藤井四段あるかCM出演 ギャラは米倉級の「5000万円~1億円」、対局料に加え収入もケタ外れ
ただ、現時点で公表されていないが、それほど高額ではないとされている。
その理由は将棋棋士は将棋の普及を目的としており、国民栄誉賞を受賞した羽生善治九段でも講演会などに呼ぶのに以前は5万円だったと言われている。
依頼が殺到し、今は30万円だと言われている。
藤井聡太王位棋聖も、おそらく彼の出演料は5~10万円程度。
CMに関しては、将棋スポンサーとして実績がある二社が選ばれており、将棋連盟は金額ではなく、末永く将棋をサポートしてくれる企業だけOKを出していると言われる。
不二家は叡王戦という、元ドワンゴが主催したタイトル戦のスポンサーになっている。
よって、優先的に出演を承諾したと思われる。
芦田愛菜と共演している伊右衛門も、サントリーの今後のバックアップを期待したのではないだろうか。
新聞社主催からシフトするために必要な藤井聡太王位棋聖
現在、8大タイトルすべてが主催者は新聞社だ。
しかし、新聞社は今や斜陽となり、部数激減をしている。
今後、撤退する企業が出てきてもおかしくない。
そこで、それぞれのタイトルにスポンサーが別業界から付くようになった。
王将戦 大阪王将
棋聖戦 ヒューリック
叡王戦 不二家
藤井聡太王位棋聖とコラボできるなら、企業としてもスポンサードしたいと思うだろう。いずれにしろ、彼は才能だけではなく、将棋を背負っている救世主であることは間違いないだろう。